56歳女 亡くなった子供に見守られて。

公開日:  最終更新日:2019/08/02

私の友人の話です。
友人は当時交際中の男性がいました。

彼女は大手企業の事務員として勤務していましたが、彼は岩手県から上京して間も無く、定職についてはいたもののその日にならないと仕事があるかどうかという状態でした。

彼女の父親は小さいながらも会社を営んでいたので1人娘の彼女の相手はしっかりした企業に勤める男性をと願っていたそうです。

2人は一目惚れで、たまたま居合わせた居酒屋で意気投合して交際に発展しました。
彼女は両親には隠れるようにして彼と会っていました。

いつかは両親に会わせたいが、彼の仕事を思うと勇気が出なかったそうです。
2人の交際も2年ほど過ぎて、彼も20代中盤になって流石に彼女との将来を考え出すようになりました。

彼は岩手の中学を出た後上京したので高校には通っていませんでした。
彼も彼女の両親に会うには学歴の事や仕事のことで納得してもらえるようなんとかしないとと言っていた矢先にある事件が起きました。

彼女が妊娠してしまったんです。
彼女は産みたい気持ちと自分達の将来を心配する気持ちで揺れていました。

私は相談されたので、彼女の両親に打ち明ける事を勧めました。
でも彼女が下した結論は中絶でした。

親が不安定では子育てどころではないと。
それから数日後 彼女は中絶手術を受けました。

鎌倉にある産まれることのなかった子供達の魂を祀るお寺に2人は足繁く通っていました。
彼の叔母さんという人が霊視をするというので2人は出かけたそうです。

この先2人はどうなるのか、亡くなった子供に恨まれていないか聞きたかったそうです。
叔母さんには中絶のことはもちろん言っていませんが、初対面の彼女にこう言ったそうです。

子供を祀るならお寺などに行かず自分の心で毎日詫びなさいと。
2人はびっくりしたそうです。

なぜわかったのか。
毎日朝晩欠かさずに子供に心から祈ること、それを続けたら2人の息子が必ず助けてくれると言ったそうです。

2人はお寺に行かず心から子供に詫びて毎日祈ったそうです。
たまたま、彼が彼女と出かける予定があって彼女の自宅付近で車を留めていると中年の男性が自転車で転んだんだそうです。

彼は急いで車から出て転んだ男性のところへ向かい足を怪我した男性私近所の病院に連れて行ったそうです。
その男性は彼女の父親でした。

父親は彼の親切さにひどく感激したそうです。
この事故がきっかけで彼女は彼を両親に紹介でき 高校卒業資格を取るため通信で高校にも行きました。

そして彼女の父親の会社に就職して2人は結婚しました。
叔母さんの霊視通り30年経った今でも2人は朝晩のお祈りを亡くなった子供に捧げています。

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